伊丹市 | よくある質問と回答



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質問


胸骨圧迫で守るべきことについて知りたい。



回答


胸骨圧迫の遵守事項は、次のとおりです。 

1 胸骨先端の剣状突起を圧迫してはいけません。剣状突起は腹部に向かって伸びているので肝臓損傷の危険があります。
 
2 胸骨の圧迫と圧迫の合間は、手掌基部の圧迫を完全に緩めるが、手掌基部は胸壁と常に接触させ、圧迫点が移動しないよう
  にします。 

3 胸骨を圧迫した場合、実施者の手指を傷病者の肋骨上に置いてはいけません。そのためには両手の指を組み合わせるのもよ
  い方法です。 

4 胸骨を圧迫する場合は、胸の横から圧力がかからないよう胸骨を胸椎に向かって垂直に圧迫するようにします。

5 胸骨圧迫は、円滑で規則的なテンポで均等な圧迫を施すようにします。急激で突くような圧迫をすると肋骨骨折、肋軟骨離断
  による気胸、血胸、肺挫傷等外傷の可能性を増大させるとともに、心臓から短時間に多くの血流を送り出すことはできなくなり
  ます。

6 実施者の肩が傷病者の肋骨の真上に来るようにし、肘は真っすぐ伸ばしておきます。胸骨を垂直に圧迫すると、最大の効果を
  与えるとともに実施者の疲労を最小限に押さえ、傷病者に合併症を与えることも少ないのです。

7 胸骨圧迫心は、成人では胸骨を4〜5cm押し下げなければなりません。それ以下では圧迫効果が減少します。 

上記の要領で、胸骨圧迫は、強く・早く・テンポ良く行うことが効果的です。

※胸骨圧迫心マッサージの訓練に際しては、生体を訓練台としてはいけません。


【伊丹市消防局 警防課 救急救助グループ】 (電話 072-783-0322)